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新しい鳥たち

新しい鳥たち

著者 片山恭一

読書2


本作の主人公・キクには、大半の人間は私利私欲と我が身可愛さだけで生きているように見える。どうして人は奪い合うのか。なぜ仲良く分かち合うことができないのか。
うまくやっていくやつもいる。そうでないやつもいる。会社へいかなければ、学校へ行かなければ。でも、身体は逆の反応をする。
キクはなんとか人並みに働いてはいても、いつ脱落してもおかしくないという強迫観念めいた思いに絶えず付きまとわれながら、いつもその境界線上にいると思っていた。
彼は中学三年の夏休みに、世界の印象が変わってしまうほどの決定的な体験をしている。そして遂に彼もギブアップしてしまう。30歳になる前夜にこの世界を去ることにした。その決行直前、見知らぬ若い男が彼を訪ねてくる……。
愛を描いて日本で現在までに最も多くの読者が手にした小説(単行本)の著者が、日本のみならず世界の現状に対してただ手をこまねいてはいられない小説家の役割にとことん向き合った、愛の実践的普及小説

新たな知識を求めてこの本と出逢う。

最近では当たり前のように誰もがネットをする。

そしてそのネットの中でブログを書く人たちが増えている。

私もその1人だが。

そのブログによりトラブルが発生する。

昼間合えば普通の人たちだが、ネットの世界に入り込むとなぜか凶暴になってしまう。

『言葉ってものは公共の財産なんだぜ』胸に染みてくる言葉であった。

正直読み始めは意味がわからない。

何が言いたいのか、何の物語なのかが、なかなかつかめない小説である。

そんな中で、現実と空想が入れ混ざっているが、面白いセリフが1つ出てきた。

『どうして人は奪い合うのか』
そのとおりである。

何故、人は人と競合して奪い合いをするのか?

この小説は空想を通して社会問題を定義しているかのように感じることがある。

それが著者片山恭一氏の狙いかもしれない。

例えば経済問題も出てくる。

1%の富裕層と、99パーセントの貧困層が同じ資産を所持している。

このことを大抵の人は知ってると思うが、さらに若い人たちにも教えてあげたいと言う気持ちが見え隠れするのも事実である。

つまり誰もが今の社会、今の時代に納得していないと著者片山恭一氏は伝えたいのかもしれない。

資本主義だから仕方ないのかもしれない。

しかし行き過ぎた格差は、不満もうみ、暴力を生むかもしれない。

それを危惧する時が近づいてきた。

誰もが争いを好まない、しかしそこに争いは生まれてくる。

やはり、格差が1番の問題であろう。

そんな中私たちは、生きていかなければならないが、どのように生きていくかが大切である。

そこに私たちは何をするのか、何を信じて生きていくのか、何を信念として生きていくのか?

その信念が、日本を、世界を、私たちの住む社会を変えていくのかもしれない。

どのような信念を持って生きていくのか、そしてその信念をどのように後世に伝えていくのか、改めて考えされる小説であった。

物語性としては正直あまり面白くなかったが、まぁ好きな人は好きなんでやろうと思う。

どのように感じたかは、人それぞれである。

この小説を読んで、たくさんの人たちが争いのない社会に憧れて、争いのない世の中を目指してほしいと思う。

争いと言うのはあくまでも犯罪や戦争のことである。

競争はどうしても生じてしまう。

経済競争は必要だからそこは仕方がないのかもしれない。

しかし、経済競争で買ったものが、社会に貢献するような行動をとるような世の中になって欲しいとは思うが。

こればかりは人それぞれの価値観によるであろう。

だからこそこの小説を読んでどのように感じたかも人それぞれの価値観によるであろう。

あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?


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経済成長という呪い 著者 ダニエル・コーエン

経済成長という呪い
著者 ダニエル・コーエン


新たな知識を求めてこの本と出逢う。
欲望と進歩の人類史である、経済成長。
果たして経済成長で人間は幸せになれるのであろうか?
なれるはずはないのである。
なぜなら経済競争だからだ。
競争である限り、幸せな人もいるし、不幸せな人も存在してしまう。
それが競争である。
その競争の基本が、経済である。
果たして、人はお金で幸せを勝ち取ることができるのか?
おそらく出来ないだろう。
結局、他人と比較するかどうかで幸せが決まると思います。
今の自分に満足していても、他人と比較したら、自己満足がたりなくなります。
隣の芝生は青いと言う言葉がありますように、他人は羨ましく見えるものです。
それが人間と言う生き物です。
そう改めて考えさせられる一冊だったと思います。
結局はどこで自分自身が満足するのか、どこで納得するのかが大切です。
人はどこまでも、追い求めていきます。
富裕層にどれだけ、お金が必要かを確認すると、今の倍と解答があったようです。
なぜ、そこまで必要なのか?
それは、不安から逃れるためではないでしょうか?
不安に押しつぶされているのではないでしょう?
だから、安心を求めて貯蓄に入るのではないでしょうか?
それは、日本だけではなさそうです。
どうやら、世界各国にて同じ精神的不安があるようです。
その精神的不安により、人は守りに入るようです。
果たして、それは悪いことなのでしょうか?
悪い事だと思いません。
何故なら、不安により、守りに入らなければ、攻撃に出るのです。
攻撃こそ最大の防御になってしまえば、世界大戦が勃発する恐れがあるのです。
歴史は繰り返します。
歴史が繰り返す事により、争いが繰り返さない事を望みます。
しかし、現代社会は、経済成長なしでも持続できるのかと言う問い合わせをすると、答えはノーである。
残念ながら経済は再び成長するしかない。
その中で自分たちの幸せを見つけるしかないと言うことです。
だからこそ良い方向に行くのか悪い方向に行くのかはわかりません。
悪い方向に行かないように、人は努力をしなければなりません。
これから人類の増加により環境の変化が生じてくるでしょう。
そんな時こそどのような方向性に向かうべきなのかが問われてくるでしょう。
改めて争いのない世の中を作っていただきたいと思います。
そのためには一人一人がやはり協力する姿勢をとらなければなりません。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

水野和夫氏推薦!
人類は無限の欲望から逃れられないのか。ピケティ、アタリと並ぶ欧州を代表する知性による、歴史的な観点から見た現代資本主義への警鐘と提言。

経済成長は、幸福という目的を達成する手段ではなく、むしろ生活の苦悩から人間を救い出す役割を担う宗教のような存在となった。
しかし、数億人の人々が経済成長という神を崇めたせいで、地球上の生命が危険にさらされている。
経済成長は、持続的ではない。
しかし、人が経済成長を求めるかぎり、成長は私たちの無限の欲望と化す。
歴史を振り返れば、人は、何度も、メンタリティを変化させてきた。
人と社会のメンタリティは、変化する。あるべき方向にメンテリティを変化させるために、進歩とは何かを、考え直さなくてはならない。
経済成長や進歩という概念を見直すためのガイドブックであり、欧州のインテリによる、歴史的な観点から見た現代資本主義への警鐘の書。
著者の前著『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』は、欧州でジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』を超えるベストセラーとなった。

経済成長という呪い: 欲望と進歩の人類史

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