2017/12/27
ホテルローヤル
ホテルローヤル著者 桜木紫乃

北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く―。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。第149回直木賞受賞作。
挫折した男、そしてそれを支える女。
しかし、女は気づいてしまった。
挫折ということに囚われているのは自分だと。
挫折に恋焦がれていたのは自分だと。
むしろ、挫折したのは私・・・?
色々な心境が交差する。
私にはどのように映るのか?
寺を守る女はどのように映るのか?
護るためにすべきことは・・・・?
私たちはいろいろな境遇にて生きている。
主人と結婚して何年になるだろう?
私たちは、どれだけの期間、体を重ねてないだろう?
そういう話を聞くたびに愛とは何か?
と考えさせられる。
ラブホテルは男と女の欲望を満たす。
男と女の欲望が他にあるのか?
いや、sexだけである。
男と女の欲求を満たす場所にロマンを感じ、成り立たせることは凄い実行力である。
その行動は見習うべきである。
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