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かがみの孤城 著者 辻村深月

かがみの孤城
著者 辻村深月


新たな知識を求めてこの本と出逢う
話題になった本、なぜ話題になるのか知るためにこの本を手にする。
不登校な話題からスタート。
そして、かがみの孤城が現れる。
同じ境遇と思われる仲間がそこにはいる。
人は無意識に人を傷つける。
だからこそ、厄介である。
だからこそ、悲しいのである。
しかし、そこに成長する為のヒントが隠されている。
だからこそ、楽しいのである。
間違いを起こしながら、失敗しながら成長していく。
その事が大切である。
そのようにして、成長していくのである。
彼女はいじめの対象になった。
原因は嫉妬。
嫉妬は怖い。
勘違いから始まり、壊れていく。
どうにもならない。
救いようがない。
しかし、成長する為生きていく。
そこに、未来があると信じて。
明るい未来があると信じて。
また、歩き出す。
また、一歩踏み出す。
そんな日々が続いていく。
これは、この物語は、パラレルワールドの世界である。
そこに新しい世界、新しい社会、新しい価値観があると信じている。
だからこそ人々はパラレルワールドを描き、パラレルワールドを広めようとしている。
今はファンタジーの世界である。
しかしそのファンタジーの世界が今後いずれか、変わってくるであろうと思われる。
パラレルワールド、そしていろいろな時代、時空を超えた物語。
これが1つのキーワードであり、これが交わったときにこの物語を完結する。
この物語を読むことによって勇気を持つ人たちが出てくる。
その結果が大切である。
勇気を与えることができたら、勇気を持つことができた、これが人々を救うのである。
そのきっかけとなったのがこの小説であるそれも悪い話では無い。
そう考えるとこの小説は良い小説なのかもしれない。
どう捉えるかはその人次第である。
しかし捉え方によっては、良い本にもなるし、悪い方にもなる。
そしてあなたの価値観に影響することもあれば、影響しないこともある。
だからこそ新しい時代へ向けて新しい価値観を得る必要がある。
そのためには本を読む必要があるのである。
本を読むことにより、新しい考え方や、新しい価値観を受け入れることができる。
そしてあなたはまた新しい自分を手に入れることができる。
新しい自分に出会えることができる。
そこにワクワクした世界がないであろうか?
読書をしてあなた自身の足跡を残す」ことがあなた自身の成長や、あなた自身の成功を促すと私は考えます。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

鏡の世界で謎を追う不登校児 大人と子どもの目が共存する救いの物語

大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のことである。

中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。

少年少女が異世界の建物の中で謎を追う設定は、著者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』と同じ。ああ、久々に初期の頃のような青春小説を書いたのだな……と思いながら読み進めた。自分も思春期にこんなふうに傷ついていたなと思い出すというより、自分があの頃傷ついたのは、こういうことだったのか、と気づかせる描写の巧さに唸る。だが途中で、それだけではないと気づいた。これは、あの頃の気持ちを失わないまま、かつ、大人としての目を持ち合わせるようになった今の著者だからこそ書ける作品なのだ。泣けるのは娘を理解しようと手探りする母親の戸惑いや怒りや喜びが、それに無自覚なこころの目を通しながらもありありと伝わってくる点。子どもが大人に望むことはもちろん、大人が子どもに対して思うことを、こんなふうに巧みに表現してのけるとは。

大人も子どもも、みんなが関係を構築していこうとしている。その部分だけでも充分読ませるが、もちろんミステリーパートも秀逸で、孤城の秘密がすべて明かされていく終盤は驚きの連続。それがまた、胸をしめつける真相だ。救いを求める側から救う側へとなった時、人は本当に救われるのだとも気づかせてくれる一冊である。

評者:瀧井 朝世

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