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奥の奥の森の奥に、いる。

奥の奥の森の奥に、いる

著者 山田悠介

読書2

政府がひた隠す悪魔村。ここで育つ少年は15歳で〝悪魔を発症〞し、ほとんどが「使えない」と殺されてしまう。一方少女たちは、悪魔を産ませるために飼われている。少年メロは仲間と逃げ出すが、大好きな友が次々と、魂を喰う邪悪な姿に……。ついにメロの体にも前兆が! それでも愛する少女を守り続けるが――。悲しき運命と戦う少年たちの物語。

人を食べる悪魔。

それが僕が生まれた理由だ。

人を食べるか、人の記憶を食べるのどちらかである。

発想が面白い。

著者の山田氏の本をつい買ってしまうのは、通常の自分では想像できないアイディアを彼があたえてくれるからである。

自分で物語を作れと言われ、人を食う悪魔の物語の発想、アイディアがだせるものだろうか?

出せる方はいらっしゃるかもしれないが、私には無理である。

そもそも悪魔という発想が存在しないためである。

途中に主人公のメロが、あくまで隔離されているが仲間がいる自分達と、ある程度自由はあるが一人ぼっちのキラとではどちらが幸せなのであろうか?

という話のくだりがあったが、これは現代の人類にも当てはまる出来事ではなかろうか?

金はあるが一人ぼっちの人と、金はないが仲間に囲まれてる人。

果たしてどっちが幸せなのだろうか?

という問い掛けを小説の中からしてるとも捉えることが出来る。

一種の社会問題を薄くチラつかせてきている場面は他にもあり、性同一障害も、またひとつである。

社会問題を組み込んでくる小説はいい小説である。










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