記憶屋
- 2018/01/12
- 21:48
記憶屋
著者 織守きょうや

もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――?
夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。だが互いにほのかな想いを寄せ、一緒に夜道恐怖症を乗り越えようとしていた先輩・杏子が「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れ去ってしまう。まさかと思う遼一だが、他にも周囲で不自然に記憶を無くした人物を知り、真相を探り始める。遼一は、“大切なものを守るために記憶を消したい"と願う人々に出逢うのだが……。
「記憶」を消せることは、果たして救いなのだろうか――?
そして、都市伝説の怪人「記憶屋」の正体とは――?
衝撃的で切ない結末に、きっと涙こぼれる。
二度読み必至の青春ノスタルジックホラー!
記憶がなくなってしまう、いや記憶を食べてしまう怪人とは?
世の中には食べてしまわれた記憶も存在する。
食べられたくない記憶も存在する。
記憶とは何か、記憶が今人間にとってどのような役割を果たすのか。
忘れたい人間には記憶がなくなると言う事はとても良いことであるが、それにより忘れられた人間にとっては非常に寂しくて悲しいことである。
なによりも難しいのは忘れたことによりその人自身が幸せになったことで、思い出してといけないことである。
つまり遠くから見守ることしかできない、これがどれだけ寂しいことであろうか?
この気持ち誰に伝えていいのかわからないというような心情が綴られている。
人間は皆記憶と言う経験を下に成り立っていく生き物である。
その経験と言う人間形成の中で幸せなこともあり笑顔になることもあるが、悲しいこともあり涙を流すようなこともある。
それが心の大きい人間を作るのではないか?
そういうことを言われたのか、この著者は?
と思ってしまう小説であった。
そしてラストに関しては甘く切ない、片思いになってしまう。
人々は何のために生きて何のために死ぬのであろう、捉え方によってはそのような捉え方もできる。
この小説と言う物語は映画化したら非常に面白い物語だと思う。
もしくはドラマ化しても良いのではないか?
ぜひいちど見てみたいもんだ。



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もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――?
夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。だが互いにほのかな想いを寄せ、一緒に夜道恐怖症を乗り越えようとしていた先輩・杏子が「記憶屋」を探しに行き、トラウマと共に遼一のことも忘れ去ってしまう。まさかと思う遼一だが、他にも周囲で不自然に記憶を無くした人物を知り、真相を探り始める。遼一は、“大切なものを守るために記憶を消したい"と願う人々に出逢うのだが……。
「記憶」を消せることは、果たして救いなのだろうか――?
そして、都市伝説の怪人「記憶屋」の正体とは――?
衝撃的で切ない結末に、きっと涙こぼれる。
二度読み必至の青春ノスタルジックホラー!
記憶がなくなってしまう、いや記憶を食べてしまう怪人とは?
世の中には食べてしまわれた記憶も存在する。
食べられたくない記憶も存在する。
記憶とは何か、記憶が今人間にとってどのような役割を果たすのか。
忘れたい人間には記憶がなくなると言う事はとても良いことであるが、それにより忘れられた人間にとっては非常に寂しくて悲しいことである。
なによりも難しいのは忘れたことによりその人自身が幸せになったことで、思い出してといけないことである。
つまり遠くから見守ることしかできない、これがどれだけ寂しいことであろうか?
この気持ち誰に伝えていいのかわからないというような心情が綴られている。
人間は皆記憶と言う経験を下に成り立っていく生き物である。
その経験と言う人間形成の中で幸せなこともあり笑顔になることもあるが、悲しいこともあり涙を流すようなこともある。
それが心の大きい人間を作るのではないか?
そういうことを言われたのか、この著者は?
と思ってしまう小説であった。
そしてラストに関しては甘く切ない、片思いになってしまう。
人々は何のために生きて何のために死ぬのであろう、捉え方によってはそのような捉え方もできる。
この小説と言う物語は映画化したら非常に面白い物語だと思う。
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