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往復書簡

往復書簡

著者 湊かなえ

読書2


高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子六人に会いに行く。六人と先生は二十年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、六人目となかなか会う事ができない(「二十年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。

寒い、とにかく寒い、今年は暖冬ではと思いながら何か面白そうな本はないかと探したが、特に興味を持たず。

そんな中、湊かなえの特集?

色々な本が置いてあったため、その中で往復書簡を選んだ。

手紙のやり取りで進むストーリーであるが、何故か吸い込まれる。

湊かなえ先生の創り上げる物語、世界には何か言葉だけでは表せない何かが存在する。

私達はその創り上げた世界に連れて行って貰い、自らが体験しない世界を体験させて貰える事に感謝しなければならない。

その感謝と共に、湊かなえ氏の話は奥が深いと感心してしまう。

真実は闇の中にある、ではありませんが後から出てくる真実に心臓がドドドと波打ってくる。

そうか、そうだったのかとまるで、謎が解けたような感覚である。

だから私は湊かなえ氏の創る世界、創り上げる世界に入り込んでしまう。

そして、デジタルでネット社会の中、手紙って。

アナログで表現する世界観が実に面白いし、素晴らしい。

古き良き時代の象徴である、手紙

メールと違い訂正が難しい。

だからこそ、真剣に内容を考え、相手の事を思い、時間を費やす。

そして手紙だとメールでは使わない言葉が出てくるのが不思議である。

メールだとこのような言い方このような言葉は絶対無いのに、手紙だと恥ずかしいことも恥ずかしくなくなってしまう。

何度も読み返されると言うこともあるし、文字だけで気持ちを伝えなければいけないと言うこともある。

そんな思いの中一生懸命手紙を描く姿に人は共感を生むのである。

そしてその手紙のやりとりを下に小説を書く湊かなえ氏の世界に没頭してしまう私はもしかしたら手紙のやり取りに憧れているのかもしれない。

ふと自分自身の分析を思った。

それは心が満たされてないんのであろうか?

はたまた他人がやってることを羨ましがってるだけなのだろうか?

人は話せば話すほどボロ出してしまう。

だからこそ言葉を選んで考えて話をしなければならない。

そうなると話すことよりも手紙のほうがより良い言葉を選定できるのではないかと思われる。

人間はいつしか言葉を簡略化してきた。

それがメールでありラインである。

言葉と言うよりはスタンプで会話をしている。

会話と言うものを再度考えさせられる小説ではないか。

久々に、手紙を書いてみるか、って誰に?

なんて思い、書く相手がいない事に・・。

手紙って・・・。

なんて思いの中今日も私は生きていく。

本という娯楽に囲まれながら。

小説のこれからの発展祈り


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