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女のいない男たち

女のいない男たち

著者 村上春樹

読書2


絡み合い響き合う6編の物語。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。

最近村上春樹氏の本を読むことが多い。

そしてこの女のいない男たちは比較的新しい本である。

いちどは目に通しておこうと思いこの本を手に取った。

そして私はこの本を読み始める。

まず最初に出会った物語は、ドライブ・マイ・カーである。

物語を読んでいると、どうやら亡くなった妻の話がメインとなって出てくる。

亡くなった妻は他にも男がいて浮気をしていたと思われる。

そのことをつかんでいる旦那がその浮気相手の男と会話をする。

妻が亡くなった後の話だが、その旦那は何を求めて浮気相手との接触を試みたのか?

そして彼は何に満足したのか、何に?

それは、そこにあるのは人それぞれの受け止め方である。

どんな受け止め方をして、どんな感受を受け止めたのか?

そして、イエスタデイに話は突入していく。

幼馴染の二人に挟まれた彼。

彼は幼馴染の心境の変化を感じ取れる。

しかし、大事なことは幼馴染の二人が前に進む勇気を持つこと。

前に一歩、一歩を踏み出す勇気の大切さをこの小説は教えてくれる。

次は独立器官に入っていく。

壁を一枚挟んだ関係、踏み込まない関係にて、人間関係を形成していたが、ある日、一人の女性を本気で愛してしまった。

その事で、年齢を重ねた男性が悩み、苦しみを物語として描かれている。

適当に付き合ってきた罰なのか、人に相談する大切さを教えてくれているのか、それは人によって受け取り方が変わってくる。

その受け取り方が、小説の醍醐味。

たくさんの小説がある中で、たくさんの受け取り方があり、たくさんの物語が成立する。

まさに、小説の奇跡。

次はシェエラザードに突入していく。

性と生と犯罪、興奮具合は全て同じかもしれない。

いや、人によっては嫌悪感を抱くだろう。

そんな物語の話である。

そこに介護が連想されるが、そこはいかに。

読んだ人の、読者の物語となっていくのかな。

次は木野の世界。

ポイントが難しい物語。

そして、どうとも取れる話。

妻との別れは?

あの痣だらけの女性は?

そしてあのお客は?

掴みづらい話。

最後に女のいない男たち

捉え方次第で物語が変化する話になるのではないかな。

この話をどう捉えて、どう解釈するのか、それは、読んでいる人の心次第。

反対に全く響かない事もあると思う。

こんな人生もある、こんな寂しさもある、こんな想いもある、人がいるだけ、その分だけの寂しさが存在する。



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