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読書と足跡 ~読書時間~

「読書の時間」です。「読書の感想」ですがあくまでも個人的な「読書感想文」です。

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消えない月 著者 畑野知美

消えない月
著者 畑野智美





新たな知識を求めてこの本と出逢う
マッサージ屋で働く女性と、出版社で働く男性の恋愛物語。
久しく彼氏がいない、さくらにフッと彼氏ができた。
さくらは、長野県松本市出身。
地元の信用金庫で働いていたが、年寄りが何を勘違いしたのか、勝手な片思いでまとわりつかれた。
しかも、周りは勘違いさせたさくらが悪いと言う始末。
居場所がなくなったさくらは、東京に出てきて、マッサージ屋で就職。
周りの理解がある方々に助けられ、マッサージ師として一人前になる途中に一人の男性と恋に落ちる。
その男性は、大手出版社と語っていたが、実は中堅のさらに、パチンコ雑誌の編集者。
さくらが好きすぎるのか、嫉妬に嫉妬を同居している。
他の男と食事さえ許さない始末。
束縛、そしてマザコン、出会ってしまったのが運の尽き、何故こんな男に。
そして、この男は、何故、ここまで勘違いが出来るのか?
不思議でたまらない。
恐ろしい世界を描く、著者の畑野知美氏。
よく、こんなワールドが思いついたもんだ。
LINEも含め、完全にストーカーになってしまった元彼。
自分の非を認めない元彼。
悪いのは、彼女の方だ。
だから、やり直せる。
だから、つきまとう。
こんな怖い思いをしなければならない理由はない。
何故、怖い思いをしなければならないの?
これがストーカーの世界。
その世界を小説で体験できます。
むしろ、小説だけでいいのです。
元彼は最悪の手段をとった。
リベンジポルノである。
マッサージ屋のホームページにリベンジポルノの写真を載せ、彼女を追い込んだ。
読むのが辛い。
切なくなってきます。
しかし、そこに物語がある以上、活字を追いかけます。
私の中の葛藤?
辛いでも、先が気になる。
しかし、救いの手が入ります。
どーしようない、ストーカーにも、理由があるのです。
理由は母親。
女性へのコンプレックスは母親からくるものなのか?
都合が悪くなれば関係を切れば良いとの事です。
冷たさが残る人生。
歪んだ人生、歪んだ人感覚、歪んだ考え方。
全てが歪んでいる。
こんな人もいるでしょう。
他人に迷惑かけない自己中心的な考え方は良いでしょう。
しかし、迷惑かけるようであれば問題でしょう。
結局、さくらを殺してしまうのですが、久々体験しましたバッドエンドの物語です。
私はバッドエンドは好きですが、最近はハッピーエンドでなければクレームが生じ、面白みがなくなってます。
世の中には、色々な考え方があり、理不尽な事が多々あります。
だからこそ、バッドエンドも、受け入れる必要があるのでは、ないでしょうか?
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?

どうすれば、気持ちが伝わるのだろう? 出会ったことは、運命だったのか? この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。どうして、松原さんは、別れてくれないの。婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。


「読書のお時間」「読書週間」「読書会」など読書する機会はたくさんあります。
その時間や機会を活かすかどうかは貴方次第。
「読書ノート」で良し「読書録音」でも良し。
「読むべき本」は人それぞれです。
「知識を深める」為にも読書することを心掛けましょう。
「図書館」でも「本屋」でも良いのです。
読書をしてあなた自身の足跡を残す」ことがあなた自身の成長や、あなた自身の成功を促すと私は考えます。
あなたにはどんな1行が届き、どんな言葉が残りましたか?








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