2020Jun20 0 ソナタの夜 ~人恋しい時に~ 結婚 愛している 嘘を ソナタの夜 永井するみ 読書感想 ソナタの夜 著者 永井するみ愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。永井/するみ 1961年東京都生まれ。東京芸術大学音楽学部中退、北海道大学農学部卒業。’96年、「...