2019Oct16 0 虎と月 柳広司 読書感想 虎と月 著者 柳広司 読書感想 書評 虎と月著者 柳広司父は虎になった。幼いぼくと母を残して。いつかは、ぼくも虎になるのだろうか…。父の変身の真相を探るため、少年は都へと旅に出た。行く先々で見聞きするすべてが謎解きの伏線。ラストの鮮やかなどんでん返し!中島敦の名作「山月記」を、大胆な解釈で生まれ変わらせた、新感覚ミステリ。漢文と引っ掛けて書かれている物語は万人受けする本ではない。好む方には好むだろう。漢文を通して暴かれていく真実。楽しさ...